AIKAさんのラジオ

長野県上田市にある特定非営利活動法人リベルテに通うAIKAさんは、詩人です。題材となるのは、仕事や生活における努力、ほのかに抱く恋心。そして、彼女の目指すべき「OL」について。OLとはオフィスレディかと思いきや、「大きなLOVE」だというのです。彼女のまっすぐな言葉は、特定のスタッフやメンバーに向けて、時に歌にまで昇華されます。しかし、その「歌」がどんなものか、ほかのスタッフには告げられません。彼女は言います。「OLの役割は、人を勇気付けられる言葉を、その人にあげること」だと。

以前からノートやパソコンに、好きなアイドルの歌詞を書き写していたAIKAさん。その行為が、毎週土曜に通所するリベルテの連絡帳にまでおよび、自分で考えたオリジナルの言葉へと変化していきました。ポエムは、いつしか地域にファンを生み、街の書店などで彼女を招いてのポエムの会が開催されることになります。一連のプロセスを見守り続けるリベルテの代表 武捨和貴さんは「作品のみでなく、その人自身をフィーチャーしてくれる人が、地域から出てくる」という状況に励まされたと語ります。  一方では特定の人に捧げられ、その一方ではオープンな表現として広がっていくAIKAさんのポエムの「開かれ方」は、とても興味深いものです。そんなAIKAさんの表現にまつわるエピソードを、AIKAさんご自身と、リベルテの武捨さんに語っていただきました。どうぞお聴きください。

※本ラジオ番組は2020年1月11日から15日まで、Rightsが東京芸術劇場で実施した「まなざしラジオ!! in 芸劇」の会場内で放送されたものです。会場の様子やラジオの詳細は、厚生労働省 令和元年度障害者芸術文化活動普及支援事業 南関東・甲信ブロック 広域センター 東京アール・ブリュットサポートセンターRights 報告書「まなざしラジオ!!」をご参照ください。

■AIKAさんのラジオ01 オープニング

■AIKAさんのラジオ02 ポエムづくりのきっかけ

■AIKAさんのラジオ03 OLについて

■AIKAさんのラジオ04 レコーディングとスペシャルトーク

■AIKAさんのラジオ05 武捨和貴さんのまなざし

above / photo by Itsuka Yonezu

below / photo by Junichi Takahashi

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