【レポート】東京のはら表現部 パフォーマンス@上野恩賜公園

野外でのインクルーシブダンスの公演の様子

先日ライツが見学に伺った東京芸術劇場主催による東京のはら表現部が、「だれもが文化でつながる国際会議」のオープニングパフォーマンスとして野外公演を行いました。ライツも会場に足を運び公演を楽しんできましたので、その様子をご紹介します!

(ワークショップ見学の記事はこちら

現在開催されている国際カンファレンス「だれもが文化でつながる国際会議」のオープニングパフォーマンスとして行われた、東京のはら表現部のインクルーシブダンス。上野恩賜公園にある竹の台広場をステージにし、大勢のオーディエンスが集まる中はじまりました。パフォーマンスは、ファシリテーターやダンサーの掛け声が飛び交い、踊りながら行われたダンス内容の説明には手話通訳もあり、どなたでも鑑賞できる公演でした。

手話通訳が入っての公演(画面中央)

 

お互いの手と手を合わせる表現「てあわせ*」から、「呼吸」や「うなぎ」といったチームによるテーマごとのダンス、メンバー全員で行う「空」をテーマにしたプログラムと、多様で豊かな表現によるダンスが次々と展開され、あっという間の1時間でした。堂々とのびやかに、一体感がありながも個々の表現が際立つダンスで、1ヶ月前にライツが見学をしたワークショップから、さらに深みのある内容になっていて感動しました!

観客からはパフォーマンスにあわせて手拍子が入ったり、プログラムの区切りごとに大きな拍手が上がったりと会場全体が盛り上がっていました。

*「てあわせ」…お互いの手と手を合わせることで、体を通してお互いを知る・コミュニケーションを図るというプログラム

演出にしゃぼん玉も使われていました
パーカッショニストのお2人もダンスに参加した「うなぎ」の表現

 

プログラムの最後には、観客のみなさんも参加して「てあわせ」が行われました。感染症対策として、今回は手と手を合わせる代わりにリボンの両端を持つかたちに。ファシリテーターが「みなさん一緒に踊りましょう」と声をかけると、おとなもこども次々に参加し、その場にいただれもが自然と笑顔になり、気持ちのいい空間が出来上がっていたことがとても印象的でした。

最後はメンバー全員で閉幕のごあいさつをし、会場からの大きな拍手の中、公演は終了しました。

公演の冒頭にファシリテーターの方が話していたとおり、メンバー全員の想いが、ダンスはもちろんこの会場の空気や空に乗って、まさにどこまでも広がっていくような清々しさがあり、人の無限の可能性を実感できる場でした。

 

今年度の東京のはら表現部のワークショップはまだまだ続きます。見学なども受け付けているようですので、ご興味のある方はぜひ下記サイトをチェックしてみてください!

https://www.geigeki.jp/performance/tokyonohara_2022/

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