【レポート】しろくまシンガーズの音楽活動@こまえ工房

都主催のイベント「つながる音楽会」にも出演したこまえ工房「しろくまシンガーズ」*。ライツスタッフが工房に伺い、日中活動の音楽の時間を見学してきました!

※今年(令和4年)の春、「しろくまオールスターズ」から改名

狛江駅から徒歩5分ほどしたところに位置するこまえ工房。中に入ると、利用者さんの絵や立体作品が玄関近くや階段、音楽活動の部屋などさまざまな場所に飾られており、とても賑やかな印象でした。

しろくまシンガーズの活動は、こまえ工房さんが現在の場所に引っ越してきた2018年に始まったそうです。きっかけは音楽好きの利用者さんがいたこと。音楽活動をしてみたいという利用者さんの希望に応えるにあたり、楽器ができる職員さんがたまたま数名いたことから、生演奏での活動がはじまりました。また、これまで地域の保育園での発表会や他の施設での演奏などもされています。

都が主催する令和3年度の「つながる音楽会」では60組以上の応募の中から、出場の8組のひとつに選ばれています。イベントに出場したことから参加したメンバーの方々も自信がつき、積極的に活動に参加しているとのこと。

ちなみに「しろくま」の由来は、活動に参加する生活介護の利用者さんたちのお部屋の名前なんだそうです。

始まりの時間が近づくにつれ集まってくるメンバーさんたち。その日に参加したい方はだれでも出入りできて、のびのびと自由に活動されているそうです。

スタンバイ中のメンバーのみなさん

奏でる楽器はさまざまで、職員さんのピアノ、パーカッション楽器、ウクレレに加え、メンバーさんのマラカスやリングベルの音が響き渡ります。歌と音楽に合わせてリズムをとったり、ドラマのワンシーンを披露する方がいたりと、みなさんとても楽しんで参加されているのが伝わってきました。素敵な演奏とみなさんの合唱に、私たちも気が付くと体でリズムをとっていました!

こちらは手作りの歌詞カード。活動中参加された方が歌いたいものを選んでいきます。メンバーさんから曲のリクエストが増えるたびに、この素敵な歌詞カードも増えていくようです。こんな歌詞カードだと歌うのもより楽しくなりそうですね。

演奏をされている職員の方からは、「最近の新しい曲なんかをリクエストされると覚えるのが大変で・・・」というようなお話もありました(笑)

歌詞のまわりはメンバーさんが描いた絵などで彩られています

 

はじめは外部からやってきたライツスタッフがいることで少し緊張気味な様子のメンバーさんでしたが、場が盛り上がるにつれみなさんに笑顔が増え、踊りを見せてくれたり、話しかけたりしてくださったのもとても嬉しかったです。

メンバーみなさんの仲の良さはもちろん、阿吽の呼吸で奏でられる歌と演奏を拝見し、絆の深さも伝わってくる素晴らしい活動でした!

右下でライツスタッフに歌詞カードの説明をしてくださっています

また、施設内の窓口ではこまえ工房のみなさんが製作したハッピーキャンドル、一筆箋、ハーバリウム、ビーズなどが販売されていました。これらのグッズと、手作りクッキーは定期的に工房の正門前などでも販売しているそうです。詳しくはこまえ工房さんのインスタグラムをチェックしてみてください◎

こまえ工房で製作されているグッズとクッキー  画像提供/こまえ工房

こまえ工房Instagram▶▶https://www.instagram.com/komaekoubou.press/

足立邦栄会こまえ工房▶▶https://adachihoueikaikomae.wixsite.com/mysite

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