「~心の真ん中にある衝動~Tokyo “Brut”」展

厚生労働省「平成26年度 障害者の芸術活動支援モデル事業」
心の真ん中にある衝動 Tokyo〝brut(ブリュット)″プロジェクト
東京都内及び東京都近郊施設合同企画展
「~心の真ん中にある衝動~Tokyo “Brut”」展

『描きたい』『作りたい』そんな衝動は私たちが生きることの原点かもしれません。
障害者の芸術活動は近年、アール・ブリュットと呼ばれる芸術分野などで注目を集めています。精巧な描画や自由奔放な造形など、独創的な表現方法や、色とりどりの多様なカタチは多くのひとを魅了しています。
さて、本展では東京都内及び東京都近郊よりバラエティ豊かな幅広い表現が障害の種別を越え集結します。また本展は都内各所5会場にて開催され、それぞれが異なる展示内容となります。ぜひ各会場にご来場ください。

本展タイトルにあるBrutはフランス語で「生のままの」という意味です。ひとは日々、心のなかでさまざまな事を感じ考えながら生きています。日常の中にある陶酔や繊細な感受性がもたらす「生のままの」カタチ、そんな「心の真ん中にある衝動」に出会いませんか。
厚生労働省「平成26年度 障害者の芸術活動支援モデル事業」とは?
障害のある人やその家族、障害のある人たちの造形活動を支援する人たちを支えるモデル事業を実施し、そのノウハウを積み上げて全国に普及していくことを目的としています。障害のある方々の芸術活動に関する様々な相談を受ける障害者芸術活動支援センターの設置をはじめ、権利保護や芸術活動支援に関する研修、作品の調査・発掘、評価・発信にかかる取り組み、また自治体や各種関係機関とのネットワークづくりなど、多様な実践が全国5ヵ所で取り組まれています。

【開催場所・期間】
◆品川区民ギャラリー/東京都品川区大井1-3-6 イトーヨーカドー8F
(JR京浜東北線・東急大井町線・りんかい線大井町駅徒歩2分)
 日時::2015年1月16日(金)~1月25日(日)
     10:00~18:00 
 休館:2015年1月20日(火)
 ○オープニングセレモニー
 日時:1月16日(金)
 時間:14:00~14:45
◆アルモニー/東京都中野区沼袋2-40-18 中野障害者福祉会館内
(西武新宿線沼袋駅徒歩7分)
 日時:2015年1月30日(金)~2月12日(木)
   9:00~16:00
 休館:土日
◆成増アートギャラリー/東京都板橋区赤塚5-34-27
       (東武東上線下成増駅徒歩3分または、
   東京メトロ有楽町線・副都心線地下鉄成増駅徒歩5分) 
 日時:2015年2月13日(金)~2月22日(日)
    10:00~18:00
 休館:2015年2月16日(月)
 ○オープニングセレモニー
 日時:2月13日(金)
 時間:11:00~11:45
◆中野マンガ・アートコート/東京都中野区中野3-40-23
(JR中央本線・東京メトロ東西線中野駅徒歩1分)
 日時:2015年2月19日(木)~3月8日(日)
    10:00~17:00 ※休館日はなしです。
 ○オープニングセレモニー
 日時:2月19日(木)
 時間:11:00~11:45
◆東京都庁 南展望室/東京都新宿区西新宿2-8-1
(JR新宿駅徒歩10分)
 日時:2015年2月25日(水)~3月4日(水)
    10:00~18:00
 休館:2015年3月3日(火)
 ○オープニングセレモニー
 日時:2月25日(水)
 時間:11:00~11:45

【参加団体】
○社会福祉法人 あいいく会 杉の子 城山作業所
杉の子城山は、知的障がいをお持ちの方が地域の中であたり前の生活が出来るよう、日々仕事に取り組んでいます。
仕事だけではなく、クラブ活動にも力を入れています。そのうちのひとつ、『絵画クラブ』では、月に一度講師の先生を招いて、利用者さんが描きたい絵を、自由に描く活動をしています。毎回、個性豊かな作品が完成します。
○特定非営利活動法人 エンジョイ・パートナーほっと
「特定非営利活動法人エンジョイ・パートナーほっと」は埼玉県の中央から少し東側に位置する桶川市に拠点を置いて、施設での日中活動や就労支援、ヘルパーの派遣、レスパイトサービス、児童期の放課後等デイサービスなど障害のある方の日常生活支援を行い、地域での育ちと豊かに暮らす為の取り組みや福祉サービスの提供をしています。創作活動は主に日中活動の場である「らいふすぺーす えん」という生活介護の施設にて行っています。

○医療法人社団 光生会 平川病院 造形教室
1968年から精神科病院内で継続されてきた〈造形教室〉。「治療」や「教育」といった、上から与えられ、課せられ、外から評価、解釈されるものではなく、それぞれが表現活動の主体となって自由に描き、身をもった自己表現の体験を通して、その人その人の内に潜在する可能性を引き出し、もう一人の自分と出会い、自らを“癒し”支えていく「営みの場」を目指し、試行し続けています。
○社会福祉法人 品川総合福祉センター
社会福祉法人品川総合福祉センターは昭和58年に事業が始まり30有余年が経ちます。当初は「親なき後の施設」として品川区で事業展開を始め、現在では様々な障害者福祉サービスを実施しています。今回の作品はその中の「生活介護事業」「地域活動支援センター」の利用者の皆さんがその活動の中、限られた時間の中で思いを込めて作品作りを進めてきました。これからも作品作りを進める中で、さらに幸福感を大きく膨らませていただければと考えています。

○社会福祉法人 昴 デイセンターウィズ
デイセンターウィズは埼玉県の嵐山町という、自然に囲まれたのんびりした町にあります。
ウィズでは障害のある方の好きなこと、得意なことを、もっと楽しんでいただけるようなデイアクティビティプログラムを提供しています。アートプログラムは週に2回行われており、参加される方は思い思いに作品を創っています。近年は作品展への出展や、グッズになるなど作家の活躍の場が広がってきています。

○社会福祉法人 東京都知的障害者育成会 中野区障害者福祉会館
平成26年5月にオープンしましたアルモニーには、「調和」という意味が込められています。
全国的に見ても障害者を対象として常設展示を行うギャラリーは珍しく、障害がある方の芸術活動の一助になればと考えています。
展示を見に訪れる方々、作品を制作される方々、展示会に携わる方々等、ギャラリーに関わる全ての方々が、良い和を成せることを願って名付けました。

○中野区立第七中学校 特別支援学級
○公益社団法人 発達協会 造形教室
発達にハンディキャップがある人たちの社会的自立の促進を目的とし、1976 年に設立。現在、『医療』『療育』『啓発』の3事業を柱に活動しています。また、社会福祉法人さざんかの会にて、『青年・成人期のための事業』を行っています。造形教室は、1997 年開設(講師 はたよしこ/現ボーダレスアートミュージアム NO-MA ディレクター)。2009 年より、『造形教室』『いきいきあーと』の 2つのアトリエを開催しています(講師 ウラベノリコ)。2009 年 6〜7 月、GalleryCafé 三富製作所にて、作品展「変容ーメタモルフォーゼ」を開催。作品は毎年東京都障害者総合作品展に展示されるほか、各地のアール・ブリュット展に出展する作家も増えています。

○社会福祉法人 福栄会 品川区立西大井福祉園
昭和42年開設品川区立西大井福祉ホームを前身に平成6年社会福祉法人福栄会を管理委託者として法人内施設「品川区立西大井福祉園」として開設、現在に至る。
主に知的障害者の方が安心した生活が送れるように、日常生活の支援や生活能力の向上のための支援を行う生活介護事業(定員25名)、就労に必要な知識及び能力の向上に必要な訓練等を行う就労継続支援B型事業(定員15名)の多機能型事業所です。

○社会福祉法人 友愛学園
社会福祉法人友愛学園は、1957年開設の障害児者の施設である。知的、発達障害を持つ幼児から高齢者まで、幅広い年齢層の方280名が利用しています。
友愛学園成人部は、重度の知的障害者60名の暮らしを支える入所施設です。
自然豊かな青梅の地に根ざし、24時間の生活のケアと自立に向けたサポートに取り組んでいます。

○社会福祉法人 愛成会 アトリエpangaea(ぱんげあ)
アトリエpangaea (ぱんげあ)は、地域で暮らす障害のある人を中心とした創作活動の場として、2004年より月に1~2回のペースで開催しています。ぱんげあでは所属や年齢、障害は問わず、さまざまな人が集まり思い思いの創作活動を行っています。年に2回程度行う展覧会は、作品発表の場である事と併せ、地域の方をはじめ多くの方が、人の表現の可能性や魅力に触れる機会として開催しています。これにより、障害のある方への理解の促進や多様な人が生きやすい街の創造へと繋げていけるよう活動を展開しています。
○他、板橋区より出展作家8名(予定)

【ギャラリートーク】
各会場内にて、作品の新たな楽しみ方の提案や作品誕生のエピソードなど、展示をより深く楽しむ手がかりとなるギャラリートークを開催します!
○成増アートギャラリー
山田貴之(学芸員/元ルイス・C. ティファニー庭園美術館 学芸員)×本展担当スタッフ
日時:2月13日(金)
時間:15:00~16:00
○中野マンガ・アートコート
山田貴之(中野区立第七中学校 主幹教諭)×本展担当スタッフ
日時:2月19日(木)
時間:15:00~16:00
○東京都庁 南展望室
大矢将司(社会福祉法人 友愛学園 アートディレクター)×本展担当スタッフ
日時:2月25日(水)(予定)
時間:15:00~16:00

【関連イベント】

◆ステージ・ワークショップイベント「マジックアワー」
大人も子どもも、障害のあるひともないひとも、誰もがともに楽しむことができるイベントステージを開催します。「マジックアワー」とは、太陽が沈みその残光が留まる、一日のうちほんのひとときだけ訪れるドラマチックな時間帯のことです。音楽・舞台・ダンスなど心を震わす多彩なアートが、多種多様なひとがともに過ごす時間に素敵な魔法をかけます。
日時:2015年2月15日(日)
時間:12:30開場 13:00~16:00
場所:大妻中野中学校・高等学校 カフェテリア 
   東京都中野区上高田2丁目3-7
定員:250名
参加費:無料
開催内容:[プロジェクション+ダンス][歌+手話][芝居][リズム][ダンス][ワークショップ]  
※手につけて拍手をすると光るデバイス「クラップライト」による光のワークショップです
主催:社会福祉法人 愛成会
参加団体:社会福祉法人 あいいく会 杉の子 城山作業所、特定非営利活動法人 エンジョイ・パートナーほっと、医療法人社団 光生会 平川病院 造形教室、社会福祉法人 品川総合福祉センター、社会福祉法人 昴 デイセンターウィズ、社会福祉法人 東京都知的障害者育成会 中野区障害者福祉会館、中野区立第七中学校 特別支援学級、公益社団法人 発達協会 造形教室/いきいきアート、社会福祉法人 福栄会 品川区立西大井福祉園、社会福祉法人 友愛学園、板橋区出展作家8名(予定)、社会福祉法人 愛成会 アトリエpangaea 他

後援:東京都、東京都社会福祉協議会、品川区、中野区、中野区社会福祉協議会、中野ブロードウェイ振興組合、学校法人タイケン国際学園、中野マンガ・アートコート
協力:特定非営利活動法人 東京都発達障害支援協会、板橋区手をつなぐ親の会

【お問合わせ】
社会福祉法人 愛成会 法人企画事業部
〒164-0001 東京都中野区中野5-26-18
TEL:03-5942-7259/FAX:03-3387-0820
Mail:kikaku@aisei.or.jp

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