【レポート】ハートフルコンサート in 大塚福祉作業所
令和7年度 東京都 障害者芸術活動基盤整備事業
2026年2月10日(火)、文京区にある福祉施設、大塚福祉作業所にて、プロの演奏家によるクラシックコンサートを行いました。その様子をレポートでご紹介します。
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湘南エールアンサンブル(併称:日野原重明記念管弦楽団)の演奏家によるハートフルコンサート in 大塚福祉作業所
当センターが、湘南エールアンサンブル(併称:日野原重明記念管弦楽団)と連携し、
福祉施設内で実施するミニコンサート。第3弾となる公演は、「文京区立大塚福祉作業所」で開催しました。
文化施設で開催される音楽公演は、一般的に声を出すことや会話、途中退室などが難しい場合が多く、障害のある人の鑑賞には制限があるのが実情です。都内の劇場などでは、鑑賞サポート付き公演が増加傾向にありますが、障害特性により、会場へ向かうための移動自体にハードルがある場合も多々あります。本企画では、プロ奏者が福祉施設に出向き生演奏をするアウトリーチ型の公演を、障害のある人の芸術鑑賞のモデルケースの1つとなることを目指し実施しました。
本企画を通して、障害の種別や程度を問わず多様な人が安心して自由に音楽を楽しみながら、豊かな表現力や感受性などを育む機会としています。
令和7年度の最終回となる今回は、ピアノとヴァイオリンに加え、司会担当がヴィオラを演奏する三重奏の楽曲も取り入れ、公演を実施しました。
利用者と職員の方々に加え、利用者の保護者の皆さんも参加いただき50名以上が集まる演奏会となりました。
ひばりの舞い上がる様子やさえずりを連想させる繊細で美しい楽曲「ひばり」では、手作りのリアルなひばりの模型が登場し、音楽に合わせて動かしながら飛び回る様子が再現されました。司会者が、会場を一周しながら音楽とともにひばりの動きを再現する様子に、会場全体が大盛り上がりでした。
また、ジブリ音楽から「君をのせて」と「人生のメリーゴーランド」を三重奏で演奏し、重厚感のある音楽に合わせて身体を動かしたり手拍子をしたりと、それぞれの楽しみ方で鑑賞する姿が見られました。






公演の後半で演奏された民族舞踊の楽曲「チャルダッシュ」では、リズミカルな演奏に合わせて、全員で一緒に楽器を奏でました。利用者さんが手づくりしたマラカスなどを鳴らしつつ、身体でもリズムをとりながら、「聴く」だけではない参加型の鑑賞会を楽しんでいただきました。
アンコール曲の「見上げてごらん夜空の星を」では和やかな合唱が生まれ、温かな歌声に包まれながら公演は幕を閉じました。
公演終了後には、利用者の皆さんから奏者の3名へプレゼントが贈呈され、湘南エールアンサンブルの皆さんと利用者さんの交流が深まる場面もありました。
主催:東京アートサポートセンターRights
企画協力:一般社団法人湘南エールアンサンブル
POST:2026年3月27日