【レポート】東京シティ・バレエ団/ティアラ“くるみ”の会 第36回くるみ割り人形 公開リハーサル@ティアラこうとう 大ホール

12月18日(日)に公益財団法人江東区文化コミュニティ財団 ティアラこうとうが主催した「第36回くるみ割り人形 公開リハーサル」の様子をレポートします!

東京シティ・バレエ団とティアラ“くるみ”の会によるバレエ「くるみ割り人形」は、毎年12月にティアラこうとうで公演され、クリスマス時期の恒例になっています。そして、12月18日(日)の本公演の前に、江東区内の特別支援学校や障害者施設などを対象に招待された、公開リハーサルが行われました。

ティアラこうとうのご担当者にお話を伺うと、この公開リハーサルに参加される方は年々増えていて、今年は220名を超える応募があったそうです。参加者には招待チケットを送ったり、公開リハーサル用のパンフレットを制作したりと、本公演さながらの準備をされていました。

公開リハーサルのチケットとパンフレット

ライツが会場に到着した時には、医療的ケアが必要な方やダウン症の方など、すでにたくさんの方が席につかれていました。皆さん、ご家族とともに来られていて、この時期になると楽しみにしているイベントなのかな、と想像します。

公演が始まると会場が暗くなり、観客の皆さんのことを見ることはできませんでしたが、舞台に集中して鑑賞している様子が雰囲気からも分かりました。バレエ団とオーディションで選ばれたこどもたちによる舞台は、とても迫力があり、カラフルで豪華な衣裳や舞台装置も加わり、日々の生活とは別の世界に誘ってくれます。

ダンサーの演技に度々大きな拍手が送られ、最後のカーテンコールでは、いつまでも両手で手を振る観客の皆さんを見ていると、とても素敵な時間を過ごされたんだな、と感じました。

ロビーに出ると、特別支援学校製作のスコーンや、障害者施設製作の木のおもちゃなどの販売準備がされていて、その後の本公演のお客さんにも備えていました。ティアラこうとうでは、江東区内の小学校にプロの芸術を出前するアウトリーチプログラムも行っているそうで、地域に根づいて運営されている文化施設だな、と感じる一日でした。

ティアラこうとうのウェブサイト:https://www.kcf.or.jp/tiara/

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