【レポート】ゆたかカレッジ立川キャンパスの音楽バンド・ダンス・合唱活動

東京都立川市にある「ゆたかカレッジ立川キャンパス」にライツスタッフが見学に行ってきました!

ゆたかカレッジ立川キャンパスは、2022年4月に開校。4年間のキャンパスライフを通じて生きる力、折れない心、働く力を身に付ける、知的障がい者・発達障がい者のための学びの場を提供しています。社会人として必要とされる心の土台作りや働くための基礎的な力の習得を行うため、「一般教養」「スポーツ」「ヘルスケア」「経済」「労働」「文化芸術」などの授業科目が受けられ、授業以外の行事活動やサークル活動も精力的に取り組んでいます。

今回は、11月に開催される第1回「立川キャンパス文化祭」に向けての練習の様子を見学させていただきました。

立川駅から徒歩約5分の場所にキャンパスがあり、現在利用者は約30人。音楽バンド、合唱、ダンス、の3グループがそれぞれの教室に分かれて練習を行っていました。

こちらが音楽バンドグループの練習風景です。

ボーカルはもちろんのこと、ドラム、ギター、ベース、キーボードにフルート、パーカッションなどなど、本格的なバンドセットに目を見張ります。「ウィーアートゥエルヴズ!!」ボーカルの掛け声で1曲目がスタートすると教室が一気にエネルギッシュな熱気で包まれます。

バンドメンバーは、10名のうち音楽経験者は2名のみ。

他の方は未経験だそうで、「参加したい!」と手を挙げたメンバーで構成されており、なかには触ったことのない楽器を購入して「教えて!」と飛び込んできたメンバーも。一人ひとりの興味や、自主性を尊重し活動しているのだそうです。

文化祭での発表曲のうち2曲は職員のオリジナル曲と聞いて驚きました。よく見ると、壁に貼ってある校歌も作詞したのはキャンパス1期生!設立時からの積極的に創造する姿勢が引き継がれていると感じました。

続いて合唱グループの活動の様子です。ライツが見学した時は、アンパンマンのテーマを元気いっぱいに歌っていました。しっかりと力強い歌声が印象的でした。

最後はダンスグループ。こちらも大盛り上がりで、みなさん楽しそうに軽快なステップを踏んでいます!

老若男女誰もが知っているダンスナンバーや、最近のアイドルのポップな曲までさまざまなバリエーションの曲が続きます。踊りの練習だけでなく、選曲をどうするか、利用者さんが中心となり話し合う場面もありました。

廊下には秋らしい貼り絵の作品が展示されています。他にも壁面にたくさんの作品が飾られており、どれも利用者さんの個性や想いを感じるものばかりでした。

ゆたかカレッジ立川キャンパスは、雰囲気もフレッシュで和気あいあいとした活発な印象を受けました。練習中も、利用者のみなさんが別のグループの教室の様子を代わるがわるみに行って応援したり、お互いに刺激を受け合っている様子も見られました。

コロナ禍を経て、改めて対面での活動の場の大切さを実感するとともに、利用者のみなさんそれぞれが主役になれる音楽やダンスといった表現活動の場の重要性を感じました。  

 

立川キャンパス文化祭(作品展示*)は、11月19日(日)・20日(月)に、JR立川駅より約8分の複合施設GREEN SPRINGS(グリーンスプリングス)内リビングルームEにて開催されます。みなさんの絵画、写真、習字、造形物などの作品展示がありますので、ご興味のある方はぜひ足を運んでみてください!

 

 

*注)立川キャンパス文化祭でのパフォーマンス発表は、関係者のみを対象にゆたかカレッジ立川キャンパスにて開催されます。

■ ゆたかカレッジ立川キャンパス ■

住所:東京都立川市曙町1丁目17-1石川ビル2F

URL : https://yutaka-college.com/campus/tachikawa/

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